鍵盤ハーモニカの比較 やってみた!

こんにちは!!

ピアニカメンテナンスマスターの網野です!!٩(●˙▿˙●)۶

就学時検診や、入学説明会の時期になってきましたね!

来年度入学に備えて学用品を揃えないといけないですが。。。

物価高騰で1番びっくりする学用品1位!!

それが鍵盤ハーモニカです!!

高くてびっくりしますよね・・・(・̆⍛・̆)

ネットでは安い似たようなものが溢れています。これを買えばいいんじゃないか?

と考える保護者様も多いのではないでしょうか?

そこで鍵盤ハーモニカの比較をやってみました!


目次

小学校で使用する鍵盤ハーモニカの選び方は?

鍵盤ハーモニカとは?

金属のリードを振動させて音を出す楽器です。

同じような見た目の総称が鍵盤ハーモニカですo(*・o・*)o

当社・学校ではヤマハ 『ピアニカ』を推奨しております!!

●鍵盤数

鍵盤ハーモニカの種類には鍵盤数が異なるものがいくつかあります♪

小学校では32鍵を使用するのは一般的(*'v`d)

低学年で使う音域が少なくても、高学年になってくると難しい曲にチャレンジする事があるので、32鍵のタイプを選ぶと安心ですね!

●鍵盤の色

ネットで検索するとカラフルな鍵盤のものが出てきて可愛いですよね♪

ただ、学校の授業の中で

白鍵は白色黒鍵は黒色

と教わります。

最初のおへそのドを探すときに、黒色の二つのお山の左側が『ド』です。と教わります。

カラフルだとどれがどの鍵盤かわかりませんね・・・

鍵盤はピアノと同じ白・黒のタイプを選んでください(*'v`d)

テストしてわかった!!違いはココ!!

今回はヤマハピアニカと楽天で買った2980円の無名鍵盤ハーモニカで比較していきます!!٩(●˙▿˙●)۶

初めて無名の鍵盤ハーモニカを自腹で買いました!

どんな違いがあるか楽しみです⭐︎

ヤマハピアニカ メーカー定価7260円 

楽天 無名 鍵盤ハーモニカ 2980円

①ケース・見た目・持ち手の違い  

どちらもハードケースでしっかりしていそうです。大きさ・厚みはほとんど同じです。

持ち手がヤマハの方がスマートで小さなてでしっかり持つことができそうです!

ケースを開けると中身はこんな感じ

開けてみるとケースの開閉が無名鍵盤ハーモニカの方が柔い感じがします。

教科書を置いてみたら重さで開きすぎてしまいました。少し見にくいです・・・

ヤマハの方は本体がピッタリ収納されているのに対し、無名鍵盤ハーモニカの方はちょっと浮いてる・・?なんででしょう・・・

収納方法は違いますが、演奏用ホース・短口のセットになっていているのは同じでした(*'v`d)

そのほかは見た目は同じですね!

②ホース形状の違いとジョイント方法

ホースの形状はピアニカはヤマハ独自の形状でこのクワガタのツノのようになっているのが特徴です!!

このツノの形がいい仕事します!

音楽会などで立って演奏するときにお子様に合わせて使いやすいホースの長さに調節可能٩(●˙▿˙●)۶

無名鍵盤ハーモニカは一般的な鍵盤ハーモニカのホースと同じように感じます!

口をつける部分の使用感はどちらも大きく変わりませんでした。

②ホースジョイント方法・ホースの固定具合検証

 ●ヤマハ ピアニカ

かなりの力で振り下ろしていますが、抜け落ちることはないです

無名鍵盤ハーモニカ

この動画を何回か撮影しましたが全て抜けて落ちています。

ちょっとの力で抜けてしまいました。

授業中によくある事例がホースが取れてしまうことです。

そのときに困るのが子供達なのですが、

・ホースに気を取られて授業に集中できない

・取れてしまったホースを付けようとして焦ってしまう

などが良く起こります。

ヤマハのピアニカはしっかり繋がるが、取りやすい仕組みのホースになっていましたね

比較動画を確認してもらうとわかるように、無名ピアニカはホースの差し込み口が取れるというよりも差し込み口に繋がっているホース自体が取れてしまうという検証結果でした・・・

これにはビックリです(´× ×`)

③内部形状の違い

鍵盤ハーモニカは空気でリードが振動して音が鳴る仕組みになっています٩(●˙▿˙●)۶

高音側と低音側でリードは2枚使用されています☺︎

ピアニカと無名鍵盤ハーモニカを開けて内部を確認してみましょう♪

内部を開けてみました!!

ヤマハは外カバーを外すとリードの上に内カバーがあり、リードを保護しています♪

この内カバーは保護とリードが経年劣化で腐食をしにくくする役割もあるんです(*'v`d)

無名鍵盤ハーモニカは外カバーを外すとすぐにリードが出てきました!

鍵盤ハーモニカで有名な他社製品もこのような作りになっているので、こちらは一般的な作りになっています⭐︎

✳︎外カバーが上手く外せず破損したり、音が出にくくなる事があります。一般の方は絶対に開けないでください

ただ、リードの素材は違いましたね!

1番音に影響があるパーツですが、新品なのに無名鍵盤ハーモニカの方が腐食?が始まっているようなくすみが出ていました。

✳︎リードに入っている線や傷のように見えるものは調整(チューニング)をした後です。不良品ではございません

楽器ですので、どちらも調整をしている痕跡がありました!!

それぞれのリードボックスの部分に赤丸をつけてみました!!

リードが付いている箱のサイズですが、全然違います!!

大きくなると響きが出たり、リードが空気に触れにくくなるので音が安定しやすくなる効果もあると思います!

こんなに違いがありました!すごいー(◞ꈍ∇ꈍ)

④ピッチテスト

次は実際に音を出してみます!

低学年のお子様が使用しますが、これは楽器です。もちろんピッチが442で調律されていますされているはず!)

楽器の基本ヘルツは442ヘルツで調律されるのが一般的です。

音楽会で使用する楽器(ピアノ・木琴・鉄琴)なども基本は442ヘルツで統一されているので

違和感なく合奏することが可能なんですよーー🎵

今回はチューナーを使用してピッチ(音の高低)を確認してみましたヽ(。・_・。)

③の比較でどちらもリードが調律痕跡が見られるので、ほとんど緑のランプが点灯するはず!(点灯するはず!!)🙏

チューナーの見方ですが、ランプが3つ付いています。

真ん中の緑のランプがつくとその音に合っている合図です。

左のランプがつくと音が低い合図・右のランプがつくと音が高い合図です。

また、チューナーの画面に映されている中心あたりで動く線にも注目してください。

その線がどこで止まっているかでピッチの状態が確認できます!

両者チューニングされているはずなのに、ピッチが安定していたのはヤマハでしたね!

無名鍵盤ハーモニカは左右に線が振れているので音が安定していません。また、全体的にピッチが低めだったように感じます。

また、吹いた感想としては無名鍵盤ハーモニカは本体が動いてしまって演奏しにくかったです・・・

授業ではケースから出さずに動画のようなセッティングで授業します。

しっかりハマるケースの鍵盤ハーモニカを選んでくださいね٩(●˙▿˙●)۶

④片付け

ピアニカ

無名鍵盤ハーモニカ

見ていただけたらわかる通りです。

ケースにホースがしまいにくく、困りました(・̆⍛・̆)

大人でも困惑するので、お子様は難しく1人では収納はできないかなと感じました。

また、ケースの留め具ですが、ヤマハは軽い力でとめる事ができましたが、無名鍵盤ハーモニカの方は大人でも指の力が必要で、

『あれ?閉まらないな??』と焦りました(^^;;

以上で検証を終わります!!

まとめ:安さよりも6歳ごろの小さな子供が使いやすい事が重要!長く使うには安心感がカギ

色々な角度から2つの鍵盤ハーモニカを比較してきましたが、保護者の皆様はどのよう感じましたか?

形は同じでも全くの別物と私は感じました。

たまたま私が購入したものが粗悪だったのかもしれませんが、値段で安価なものをとチョイスした結果です。同じようなタイプの鍵盤ハーモニカは沢山出回っているのではないでしょうか?

楽器を選ぶときはいろんな角度から検討し購入してみてくださいね!

また、修理の観点からお話しますと、メーカーがわからない楽器は修理ができない場合がほとんどです。

鍵盤ハーモニカの有名なメーカーはしっかりと修理パーツが準備されています。

ヤマハ以外のメーカーも修理可能です。

メーカーがわからない場合はリード交換など取り扱いができない、他社製品のパーツと互換性がないなどがよくあります。これはホース・短口の欠損・破損に関しても同じです。

ホースが使えなくなった・短口を無くしたなどで新しいものを購入したいと思った時にジョイント部分のサイズが合わず、結果本体を買い替える方は年間数名はいらっしゃいますヽ(´o`;

上記のことを含めて、しっかりとしたメーカーの物をお選びください。

ただ、個人の感想としてはここまで違うのか〜と正直ビックリしています(・_・;

当社では1年生対象のピアニカ講習会を行なっております。

(対象となる学校様にお声かけしております)

子供達の様子を見る機会も多くありますが、そのときに片付けができず四苦八苦して担任の先生に補助をしてもらっている子も沢山います。

それは今回のような一部の粗悪な鍵盤ハーモニカで起こっている可能性もあるのでは?と感じました。

1番困るのは授業を受けるお子様です。

1年生では初めて触れる楽器ですから『使いやすく、扱いやすい』これが基本ではないでしょうか?

価格は高いですが、違いは歴然です。

また、高い楽器ですからアフターサービスがしっかり受けられるものを選んでくださいねヽ(。・_・。)

当社ではピアニカメンテナンスマスターが数名在籍しております!

埼玉県南・東部地区でメンテナンスマスターがいるのは当店のみです(*'v`d)

お買い上げいただいたピアニカは在学中の保証(6年間)が付いております🎵

通常使用による故障は保証対象となりますのでご安心ください!

✳︎ただし通常使用においての不具合に限り

✳︎パーツ欠損・破損に関しては料金が発生する場合がございます。あらかじめご了承ください

保証期間中は先生にご相談いただくか直接お持ち込みいただけたらと思います!

ながーく安心してご利用いただくために、是非この機会のご参考にしていただけたらと思います(◞ꈍ∇ꈍ)◞⋆**

ヤマハのピアニカの詳細が載っているリンクを貼っておきます

もっと詳しく知りたい方はチェックしてみてください╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !"

ヤマハ 初めてのけんばんハーモニカ選び ↓

https://jp.yamaha.com/products/contents/educational_equipments/pianica/choosing/index.html